陸前高田市探訪 「甦る記憶」リメイク版

震災前から震災を経て現在までの記録画像を纏めたリメイク版

今年の夏も華やかに――2025年高田うごく七夕まつり

午前中は雨がぱらつき、雲が厚く垂れこめるあいにくの空模様でしたが、午後になると次第に雲が切れ、青空が顔をのぞかせました。やわらかな日差しと涼やかな風が吹き抜け、まさに祭り日和の夕刻を迎えます。

2025大町祭組山車

中央祭組山車 荒町祭組山車 駅前祭組山車

 

アバッセ駐車場内には色とりどりの屋台が並び、焼きそばやたこ焼きの香りが漂います。子どもたちの笑い声、綿あめがずらりと並んだ光景や、くじ引きの呼び込み等――夏祭りならではの賑わいがそこにありました。

アバッセ駐車場内の出店屋台

今年も8月7日の恒例行事、「高田うごく七夕まつり」が盛大に開催されました。会場には、長砂、大石、和野、荒町、大町、駅前、鳴石、中央、川原、そして夢まつり組――合わせて10の山車が勢ぞろいし、観客を魅了します。山車が動き出すと、太鼓の重く響く音が腹の底まで届き、笛の澄んだ音色が夜空へと吸い込まれていきます。担ぎ手たちの掛け声が重なり、観客の拍手がその輪を広げていきました。

2025大石祭組山車

2025中央祭組山車

2025和野祭組山車

2025荒町祭組山車

2025長砂祭組山車

2025川原祭組山車

2025鳴石祭組山車

なかでも「夢まつり組」の山車は、高田のマスコットキャラクター「高田のゆめちゃん」が先頭に立ち、笑顔で手を振りながら練り歩く姿が印象的。子どもたちが歓声を上げ、カメラを構える人々で沿道はいっぱいになりました。

高田のマスコットキャラクター「たかたのゆめちゃん」

※「たかたのゆめちゃん」は、岩手県陸前高田市のマスコットキャラクターです。2012年生まれの妖精で、「ゆるキャラグランプリ2020」では総合1位を獲得し、2022年4月に川崎フロンターレのマスコットキャラクター「カブレラくん」と結婚して一女「メーカブーちゃん」が生まれた。現在は「陸前高田市ゆめ大使」として、夢と希望を届ける活動を続けている。

2025夢まつり組山車

そしてクライマックス、提灯の列に導かれるように山車がゆっくりと進み、祭り囃子と歓声が夜空に響き渡ります。観客の心に刻まれる、夏の高田一夜の物語がここにありました。

この後、鳴石祭組山車・大町祭組山車・川原祭組山車の三台山車は8日から15日までの一週間アバッセ駐車場内に設けられた山車展示場に展示されます。

一週間展示される鳴石・大町・川原祭組山車
震災前のタピック45内に於ける13台の山車展示風景

高田うごく七夕まつりが終わると、町はゆっくりと静けさを取り戻し、季節は残暑残る秋へと歩みを進めます。遠くから帰省する人影を見送りながら、この町に流れる変わらぬ時の歩みと、ふるさとの温もりを改めて感じます。
高田の夏は、こうして郷愁とともに幕を閉じ、次の季節へと引き継がれていきます。

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陸前高田市探訪「甦る記憶」データー版