陸前高田市探訪 「甦る記憶」リメイク版

震災前から震災を経て現在までの記録画像を纏めたリメイク版

災害

震災から約12年の歳月を掛けたー誂石橋開通

東日本大震災の津波で、気仙川に架かっていた「誂石橋(あつらいしばし)」は流されてしまいました。この橋は、高田町と気仙町を結ぶ生活の要であり、地域の人々にとっては日々の通い道でもありました。その橋を失ったことで、気仙町の神崎地区や大嶋部地区…

改版 陸前高田市を襲った津波年表

津波資料平成23年3月11日 東北地方太平洋沖地震 東日本一帯 9.0 死者15,899名 行方不明者2,526名 東京電力福島第一原子力発電所メルトダウン 津波高40.5m プレート海溝型地震 2011年3月11日14時46分18.1秒、宮城県牡鹿半島の東南東約130kmの太平洋(三陸沖…

発災から二週間後のあの日

陸前高田市スポーツドーム 現在:高潮・津波緊急避難場所指定 撮影年月日 2011/03/24 陸前高田市高田町字山苗代37-12 震災直後、陸前高田スポーツドームは単なるスポーツ施設の枠を超え、市民の大きな拠り所となりました。館内には携帯電話の充電器が備えら…

2025年7月――災害が相次いだ日本列島の記録

2025年7月、日本列島はまさに災害の渦中にあった。記録的猛暑、頻発する地震、遠地津波、海外火山の噴火、さらに9年ぶりの北海道上陸台風と、まさに自然災害の“フルセット”が同時多発的に起こった月である。この一連の出来事は、ただの異常気象や偶然とは片…

四季が失われ、二季化する日本になるのでは?――2年~10年後の私的未来予想気候

ここ数年、私たちが感じている日本の季節の移り変わりは、かつてのそれとはまるで違うものになってきていると感ずる。春は、ほとんど顔を見せる間もなく過ぎ去ってしまうかのようだ。桜の花が咲き始めたと思えば、あっという間に気温が上がり、初夏を思わせ…

静けさの中を延びる線路 ― JR大船渡線・あの日からの時間

この写真を撮ったのは、震災後の3月21日のこと。場所はJR大船渡線、一ノ関と盛の間にある、大船渡市末崎町梅神踏切。列車が通らなくなった線路が、何も言わずただまっすぐに、まっすぐに静かに山間に延びていた。 JR大船渡線 大船渡市末崎町梅神踏切付近 当…

カムチャッカ半島東方沖地震で太平洋沿岸に津波警報

2025年7月30日の朝。いつものようにゆったりとした時間が流れていたはずの陸前高田に、突然けたたましい防災無線のサイレンが響き渡ったのは午前8時37分頃のことだった。 「えっ、何? 火事? それともまた地震…?北朝鮮のミサイル?」一瞬で背筋がぞっとす…

台風5号、9年ぶりの北海道上陸―2016年との気候比較から見えるもの

2025年7月15日未明、台風5号が北海道の襟裳岬付近に上陸しました。北海道への台風の上陸は、実に9年ぶりのこと。さらに、今回の台風は7月中旬という早い時期の上陸で、これは観測史上初めてのケースと報じられています。 この“9年ぶり”という言葉にピンとき…

トカラ列島群発地震──震源域拡大への不安と南海トラフ地震への影響

2025年6月21日、トカラ列島近海で群発地震が始まった。最初は小規模な揺れとして報道されたものの、時間が経つにつれて回数も震度も次第に増加し、やがて注視すべき状況となっていった。震度3クラスの地震がすでに40回を超え、震度4が10回、さらに震度5弱の…

陸前高田津波の傷痕〔米崎-高田地域〕

撮影年月日:2011/03/23 最初に避難した介護老人施設「松原苑」を訪れてみると、建物の窓ガラスが所々失われており、地震の凄まじい揺れの痕跡が生々しく残っていました。 施設に入居していた高齢の方々は、震災直後に倒壊の危険性があるとの判断から、雪の…

北海道・三陸沖後発地震注意情報と、東日本大震災の教訓

2011年3月9日午前11時45分ごろ、三陸沖で震度5弱(M7.2)の地震が発生し、当地域にも津波注意報が発表されました。この時は住民の方たちも高台へ避難しましたが、幸いにも津波は発生せず、大きな被害はありませんでした。しかし、わずか2日後の2011年3月11日14…

震災後の爪痕-太田・細浦界隈

震災後 門の浜漁港 撮影場所:大船渡市末崎町細浦地内撮影年月日:2011年3月18日 大船渡方面へガソリンを給油しに向かうため、本来なら国道45号線を利用したかったのですが、震災の影響で通行できず、やむなく山沿いを大きく迂回することにして、アップルロ…

完成間もない旧吉田家住宅主屋を訪ねて

吉田家住宅主屋表門 撮影場所:陸前高田市気仙町町裏12撮影年月日:2025/03/14 元和6年(1620年)吉田家の先祖は、仙台藩主・伊達政宗公より任命され、二人制の第五代目「気仙郡大肝入り」となりました。それ以来、吉田家は明治維新までの183年間、代々大肝…

震災から一週間後のガソリン補給

撮影場所:大船渡市盛町内ノ目地内撮影年月日:2011年3月18日 震災から一週間が経った頃、私は一時避難所で生活していましたが、何かと車を使うことが多く、ガソリンの残量が四分の一ほど(約20リットル)と心許なくなってきました。陸前高田はもちろん、大…

陸前高田市・浄土寺—歴史と文化が息づく寺院

厭離山欣求院浄土寺(気仙観音霊場33番)住所:岩手県陸前高田市高田町洞の沢102-1 陸前高田市にある浄土寺は、浄土真宗本願寺派の寺院で、白井囚獄という人物が開いたと伝えられています。古くから地域の信仰を支える寺として親しまれ、三陸三十三観音霊場お…

津波と災害への備え―過去の教訓を未来へ

陸前高田市のある場所には、「津波に対する心得」が1番から7番まで箇条書きで掲示されています。これは、陸前高田市が過去に幾度となく大きな津波災害を経験してきた歴史を反映したものであり、市民の間で津波に対する警戒心が非常に高いことを示していると…

東日本大震災から14年を振り返って

今日で東日本大震災から14年目を迎えます。2011年3月11日14時46分、未曾有の大災害が東北地方を襲い、陸前高田市もその甚大な被害を受けた地域のひとつです。震度6弱の激しい揺れに続いて、17.6メートルの巨大津波が市街地をのみ込み、壊滅的な被害をもたら…

大船渡・三陸林野火災延焼拡大中

撮影場所:大船渡市下船渡付近撮影月日:2025/03/03撮影 大船渡市へ向かう道中、山々の数か所から煙がたなびくのを目にしながら運転しました。山火事の発生を実感しつつも、用事を済ませ、帰路につく際に下船渡付近の高台からその様子を撮影しました。 消火…